貧乏人向け!10万円からの資産運用、その種類と特徴



投資に関しての注意事項

 

 

10万円からでもできる資産運用についていろいろお話してきましたが、資産運用ビギナーが注意したい点について最後に書いておきます。

 

 

まずは、投資と言うのは、個別銘柄や特定の通貨に集中して賭けないという点です。ひとつの資産に集中すると、価値の変動リスクが大きくなるので、損失の拡大や長期化につながる恐れがあります。従ってできるだけ広く分散した投資対象を持つのがポイントです。

 

 

そして、短期的な儲けを過度に期待しないようにする点です。基本的に資産運用というものは、10年以上になるような長期スタンスで行うものです。短期的なサヤ取りでちょっとお小遣いを稼ごうなどというような甘い気持ちでは危険です。

 

 

そして何より「FX」です。FX自体が資産運用として悪いと言っているわけではありませんが、「レバレッジをかけない」ということです。レバレッジとは. FXにおいては、はじめに取引会社に自分のお金を証拠金として預け入れることです。

 

 

普通は10万円の資金(取引保証金)ならは10万円分の取引しかできないのですが、例えば10倍レバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍で100万円になるのです。こうしてレバレッジをかけることで、手元の資金(取引保証金)の何倍も取引できます。しかし、これで損をすると残るのは借金です。これがレバレッジです。

 

 

自分の資金で買える現物の資産だけに投資しましょう。借金をするに等しい信用取引や空売りなど、投機的な商品には手を出さないのが賢明です。10万円コースなら、為替ヘッジ付き国際債券ファンドあたりが適していると思います。

 

 

例えば、ベアリング投信投資顧問の「BAMワールド・ボンド&カレンシ-・ファンド」です。このファンドには、株式は入っておらず、ハイリスクではありません。また、為替リスクに対してヘッジなどの方法でコントロールするので、為替差損で一気に大きな損をするリスクも小さくなっています。少額ではあっても大事な資産ですから、とく確認しながら資産運用をしたいものです。